言外の意を悟る

20年振りに友人と会った。

ずっと会いたいと思っていた。待ち焦がれてもいた。

家族がいる身としがない独り身。

歩んできた道のりは違いが多く、実現したくても出来なかったのが、ようやくここへきて扉が開いた。

 

少し怖かった。

昔のような話し方だろうか、ふざけ話が出来るだろうか?昔のように突拍子もないだろうか、エキセントリックでいてくれるだるうか? 

 

杞憂であった。薔薇の花をくわえて待っているという。さすがにフラメンコはしてなかったが、ちゃんと造花を一本持っていた。会った途端、以前と同じパワー全開。一気に懐かしい空気に持ってかれた。

喋りも飲みスタイルも昔と一緒。 よく食べるし飲むし喋るしで。遠慮のない軽口も心地良い。良かった、変わらずにいてくれて。

 

でも、時々見せる、初めての顔。

親としての凜とした姿勢であったり、経営者としての厳しい表情だったり。語る言葉の何倍も苦楽を経験したに違いない。苦労もしたけど楽しい事もやってきたよ、という懐の深さ。

 

かなわない。

酒量もお喋りもパワフルさもイタズラ心も何もかも。 またいつか会おう。今度こそは大人になった私をみせてあげる。

 

f:id:ways0501:20161119231436j:plain 薔薇の花をくわえて待ってるから、と言う。 f:id:ways0501:20161119231954j:plain 一応、私も負けじと持って行った。