時間総量管理

川本裕子の時間管理革命

川本裕子の時間管理革命


実家を出て一人暮らしを始めた時、初めの頃は、休日が全て家事に終始していた。掃除、洗濯、整頓、料理。やってもやっても終わりが来ないのである。会社でやっている仕事は、大体においてゴールがある。達成感がある。でも、家の仕事って、ちゃんとしたゴールってないんだな。そう実感した。掃除一つにしても、整理整頓まで済めば合格点を出す人もいるだろうし、掃いて拭いて磨いてまでやらないと納得できない人もいるだろう。だから‘終わり’がどこかなのかがはっきりしない。やばいぞ。こんなことしてたら、私は平日は仕事のみ、休日は家事のみ、という人生になってしまう。でも、性格的にやろうと決めたことは割ときちんとやりたいタイプだし…。

そんな時、日経ウーマンだかで紹介されたこの本を読んだ。著者は働くお母さんだ。時間はいくらあっても足りない人だろう。著者が言うこの言葉に完全にやられた。目が覚めたといった感じである。

誰にとっても、やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあります。それを一つひとつ積み上げていくと、時間もどんどん増えていきます。ですから、まず時間を総量管理して自分が使える時間の枠を考え、その時間の枠に合うように仕事をあてはめていきます。時間の枠に合うように優先順位をつけて仕事全体を管理します。


目から鱗だった。そしてとても気が楽になった。私はそれ以来、家事を行う時、まず出来る時間を把握し、その中で出来ることを一生懸命やろう、と決めた。たとえ短い時間でもやらないよりはましだろう、と思うことにした。‘時間’に対してコスト意識を持つようになったのはその時からになる。