怒らないこと

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

7月のある日、地元の有隣堂で‘25万部売れてる’と宣伝されており、タイトルを見て、真正面からケンカ売ってんのか?と思った。
怒らないって…。なぜだかムカムカして、怒らないことが出来る訳ないじゃん!と逆ギレしてしまった。

8月のある日、同じ有隣堂で、‘30万部売れてる’と数字が上がっていた。えっ? とても気になってしまい、帰りには手にして帰った。
でも、なぜか悔しいので、ずっと読まないでいた。

9月の終わりになって、今月読むと宣言したのもあって、いよいよ読み始めた。

ん〜難しい。言葉は易しく書かれているので、内容そのものは理解できたが、納得がいったかどうかは分からない。「怒る人はバカである」と言ってるのである。「怒る人ほど頭が悪い」と言うのである。

スリランカのお坊さんの著者なら、そういう達観した気持ちにもなれるだろうが、私はつまんない負け犬のオバサンで…と卑屈になった。

でもそのうち、ある言葉が心に入った。「いつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っているから、怒るのです。」 手が止まってしまった。なんか見透かされたようだった。私、そう思っているかも。

お坊様は続ける。
いちばん強烈な罰は、完全に無視することです。その人が発言しても完全に無視して、「じゃあ次の人どうぞ…」と他の人の意見を聞くのです。背筋がぞっとした。さすがに完全無視なんてしたことない。

で、「笑いましょう。」と言う。 「強引にでも笑ってしまいましょう。」と言う。そんなもんかな〜。やってみようかな〜。

結局、最後まで読んでしまった。分かったような分からないような・・・。

でも間違いなく言える。また読んでみたい、と。人間として少し成長できた時に、また読んでみたい。