ちりとりとはりみ

正直に告白するが、私は掃除機をかけるのが好きではない。面倒臭くてならない。当然やらなくてはいけない家事なので、罰ゲームだ、と何とか自分に言い聞かせて重い腰をあげる日常であった。

ある時、群ようこの本を読んでいたら、私と同じ気持が書いてあるではないか。びっくりした。私の他にもモノグサはいるのものだと変に感心した。

私は掃除のなかで、掃除機を使うのがいちばん嫌いだ。置き場所はとるし、かけている間も、あっちこっちに本体がぶつかっていらいらする。また掃除機を出さなくちゃならないのかと思うと、ますます掃除をする気が失せる。

群ようこの良品カタログ

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結局、彼女はどうしたか。フローリングモップ+雑巾。特に問題はない、と言っている。
胸がスーッとした。そうか使わなくても有りなんだ。とても気が楽になった。所詮、独り暮らしの1LDKなんて掃除機をかける場所だってたかが知れてるもの。だったら…ということで私も「掃き」+「雑巾」にしようと決めた。

会社の近くに、ほうき屋さんがあって、昔からよく見ていた。昼休みにお店に行き店員さんにいろいろ尋ねたら、フローリングのみのマンション住まいの人でも最近は箒で済ませる人が増えてるみたいですよ、と言っていた。昨年、自分自身のクリスマスプレゼントに購入してみた。


はりみ(ちりとり)が予想以上であった。プラスチックのちりとりと違って静電気が起きないので、ゴミがスーッと捨てられる。掃除機もいつか自分に合うものに出会いたいと思っているのだが、しばらくは、これでいいか、と思っている。